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JIMTOF2016にて新サービス『RACS SYSTEM』を展示しました!

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こんにちは、ロビットの高橋です。

11/17~11/22の5日間、東京ビックサイトで開催されたJIMTOF2016(日本国際工作機械見本市)にて、新サービス『RACS SYSTEM(ラクスシステム)』を展示しました!

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(株)サワイリエンジニアリング様のブースをお借りしました。

このイベント名を初めて聞いた方も多いと思いますが、実は日本最大規模の展示会だったりします。

ビックサイトのイベントとしては、東京モーターショーコミックマーケットが有名ですが、全館貸し切って開催されるイベントはこのJIMTOFを加えて極僅かだそうです。

そして今回は「東館」「西館」に加えて「東新展示棟」が新設されたこともあり、国内外から約1,000社もの工作機械系メーカーが集結する過去最大級の展示会となりました。

前々回の「ビッグサイトに圧倒的スピードで滑り込んだお話」でも触れましたが、とにかくスケールがでかいです。

2300kgのものまで持てるロボットハンドがグワングワンと動いてたり、

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展示:ファナック株式会社

バンドソーが車を一刀両断しはじめたりなど、

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展示:フナソー株式会社

恐怖を覚えるレベルで迫力の溢れるデモも盛りだくさんなイベントでした。

そんなクレイジーなJIMTOFだったわけですが、今回の注目株はなんといっても「IoT」でした。製造工程の効率化や人手不足などの課題を解決するために、この界隈ではIoT技術の導入が非常に期待されています。

大手工作機器メーカーがこぞってIoTソリューションを発表していましたが、そのほとんどは自社のCNCにのみ対応可能なシステムとなっており、またユーザー体験をいいものにしやすい、スマホタブレットなどにも連携して悩みを解決するようなものではありませんでした。

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そんな中でロビットが展示したRACS SYSTEMは、FUNUCの制御盤がついたCNCであれば後付けが可能であり、また多くの人が持っているスマホタブレットと連携できるシステムとなっており、非常に導入しやすい仕様となっています。

ありがたいことに、町工場から大規模工場の経営者まで、多くの方から大好評をいただきました。

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RACS SYSTEMを搭載したCNC。タブレットスマホと連携しています。

さて、このRACS SYSTEMですが、以下のような問題を抱える工場に、是非お使いいただきたいシステムとなっております。

 

  1. 非常事態への迅速な対応が難しい。
     「想定外の動きをして工具が折れてしまった」「異常が発生して緊急停止してしまう」そういった非常事態への対応に悩まされている人は大変多いです。常に誰かが近くで見続けるのも大変ですし、ネットワークカメラを導入して異常に気付いても、現場についたら時すでに遅し・・・。部材に工具が突っ込んで、大切なワーク(納品物)やCNCの軸が壊れたりなど、重大な事態に発展するケースも少なくありません。

  2. CNCの稼働率を上げたい。
     CNCでの加工は、内容によっては数十時間、長い場合だと一年間以上動かし続ける必要があります。ですので夜間や休日も常に動かし続けることが重要になるのですが、人を常に配置しておくにはコストもかかりますし、人を置かないにしても無人状態で緊急停止が発生したら次の出勤までの時間は全て無駄になってしまいます。最悪の場合、火災の発生に気付かずに工場が全焼ということも・・・。対応策として異常発生時にパトライトを点灯させているところもありますが、結局誰かが見続けていないといけないことには変わりないですし、遠くから見ている場合には対処も遅くなってしまいます。メールを送ってくるシステムを導入しているところも多いですが、他のメールに埋もれてしまったり通知に気づかない可能性も高いため、異常に気付かず手遅れになってしまうことも多いようです。

  3. 紙媒体での情報のやり取りが多くて効率が悪い。
     オペレーター(加工する人)が正確に作業できるように、伝えたい情報を漏れなく誤解の無いように伝えることができる、そんな作業指示書を作ることは想像以上に大変で時間がかかる作業です。多品種少量加工をメインとする工場であれば毎回毎回指示書を用意することになり、トータルで見ると膨大な時間がかかってしまいます。印刷自体のコストやそれを受け渡す時間もバカにできません。

  4. 大きいCNCを使っているため、部材と制御盤の行き来が大変。
     大型のCNCの場合、部材の端とCNCの制御盤までの距離が10m以上になることもあります。制御盤から離れた場所から位置合わせや加工状況を確認する必要があったり、ワークの搬入出を制御盤から離れた位置からやらなければいけない場合もしばしば。そういったとき、制御盤に戻って動かしてまたワークを見て、のような繰り返しが非常に大変。時間も労力も無駄にかかってしまいます。

  5. 今使っているCNCを買い換えたくない。
     IoT化するシステムに興味はあるけど、それを導入するためにまだまだ使えるCNCを買い換えるのはちょっと・・・。費用や手間の面を踏まえると、IoT化のためだけに買い換えを踏み切ることはなかなか難しいことです。しかも導入した後どのように運用してどんな効果が生まれて、それをどこまで使いこなせるのかイメージしづらい場合、さらにハードルの高い話だと思います。

以上5つの悩みにどれかひとつでもピンときた人がいたら、ぜひご連絡ください!

RACS SYSTEMの概要については、ロビットの公式サイトに掲載しているパンフレットのデータをご覧ください。より詳細な情報については今後のブログや公式サイトの更新で触れていきたいと思いますので、是非ご期待くださいませ!

 

まとめ

今回、会場にて多くの工場経営者や現場の従業員とお話させていただいたのですが、非常に多くの方が上記で触れた問題に悩まされていることがわかりました。そしてRACS SYSTEMは、そんな方々の悩みや困難を解決できるシステムであると、今回の展示会を通して確信することができました。早く皆様のお力になれるよう、リリースに向けて開発を進めてまいります。

また会場まで足を運んでくださった知人・ご友人の皆様、本当にありがとうございました。

期待にお応えできる様頑張って参りますので、引き続き応援よろしくお願いいたします!

 

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